やましたひでこ(監修)川畑のぶこ(著)
「お片づけ」をしておりますと、
どうしても捨てづらいと感じるモノが出てまいります。
私にとっては「紙モノ」の「思い出の品」がそれに該当いたします。
具体的に申しますと
昔作った「絵・イラスト」をプリントアウトしたモノです。
同じようなモノである「美術展のパンフ・チラシ」は
大きさもA4サイズで同じで
全くなんの葛藤(かっとう)もなくすんなりと
取っておこうと決められたといいますのに
「自作の絵・イラスト」はどうしたらいいのか決められないのです。
手にとってときめかないような絵は捨てたい気持ちは確かにありますのに
捨てると決心がつかないのです。
どうすれば
捨てられるのでしょうか?
捨てるのが難しいと感じるところにはコンプレックスがある
『モノを捨てればうまくいく 断捨離のすすめ』の著者
川畑のぶこさんは心理療法家でいらっしゃるので
「断捨離」とメンタルの関わりについて本の中で教えてくださっております。
自分に何か足りないと感じる部分がありますと
そこがコンプレックスになり
モノで補おうとしているため
その部分のモノは捨てるのが難しくなっているのだそうです。
「美術展のチラシ」と「プリントアウトした絵」の違いは
自分で作ったものか否かになります。
つまり
「作ること」にコンプレックスがあり、
「どんどん作れなければならないのに、そうではないから
今あるものは取っておかなければ」と
無意識のうちに感じているので、
「作ろうと作らずとも、自分の価値には関係ない」
という考えかたをきちんと持てば
コンプレックスから解放される・・・
ということになります。
そして
そのために必要なのが行動
『断捨離』なのです。
先に行動して考え方を変えよう!!
と
思いきってみることにいたします!!
思い出の品33点捨てました
昔作った絵は「思い出の品」でもあるわけです。
コンプレックスの現れかつ思い出の品という両面ありますので
捨てづらさも格別です。
本『モノを捨てればうまくいく 断捨離のすすめ』より
実際に捨てる行動に移すことができた
背中を押してくれた文章を引用させていただきます。
思い出のモノがなくても、今、ここから、目の前の縁のある人々や環境を大切にさらによい思い出をつくり出すこともできます。
過去の証をすべて取っておいて、それを反芻することに今や未来を使うのは実にもったいないことです。
過去のモノを整理することは、今から素敵な思い出をつくることにつながるのです。
P65「モノが捨てられない理由⑥思い出の品だから」より