『邦画プレゼン女子高生 邦キチ!映子さん』を読んで

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服部昇大(著)集英社

マンガ1〜4巻まで読みました。

「映画について語る若人(わこうど)の部」の部員「邦吉(くによし)映子」さんが

邦画の魅力について

プレゼンしてプレゼンしてプレゼンしてプレゼンしてプレゼンするというマンガです。

そのプレゼンの仕方がもはや「プレゼンという名の暴力」(部長談)なため

通称「邦キチ」!

私もまんまとプレゼンされてしまいました。

というわけで、まんまと観てみたくなってしまった映画は次の3つです。

①『劇場版 仮面ライダー OOO(オーズ)WONDERFUL将軍と21のコアメダル』

なんと

仮面ライダーと暴れん坊な将軍様が共闘する映画!!

一体ぜんたいどうしたらそんなことに?

たたかうの?刀で?

「ライダーもの」は全く全然一度も見たことがないのですが

これは気になって気になって仕方ありません。

バイクと並走する将軍様(on 馬)!

そして

エンディングに流れるマツケンサンバ!

とても楽しそうな映画です。

②フランス版『シティーハンター』

フィリップ・ラショー監督・主演

マンガ『シティーハンター』の実写版です。

『邦画プレゼン女子高生 邦キチ!映子さん』では

マンガや小説を映画化した「実写版」もたくさんプレゼンされております。

このフランス版『シティーハンター』

『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』は

フランスの映画ではありますが、映子さんいわく

「これはもはや邦画では?」だそうです。

服のシワまで原作を忠実に再現し

とんでもなくスケベでとんでもなくいいかげん、だけど

とんでもなくかっこいい!主人公を

原作に忠実に再現している・・・

その再現度が、もはや「監督、日本人では?」なクオリティ。

エンディングに流れるのは、もちろん『Get Wild』!!

③『オペレッタ狸御殿』

主演オダギリジョー

戦中から戦後にかけて7作も作られ一世を風靡した純和風ミュージカル映画、「狸御殿モノ」の1つ。

一言で言うなら「狸の国のタヌキ達と人間が織りなす絢爛豪華な歌謡時代劇」

この「狸御殿モノ」私も観た記憶があります。

確か、勝新太郎がでていて、若くて普通に美青年で一瞬誰だかわからなかったので、かなり古い映画だったはずです。

ので、モノクロだったはずなのですが

思い出そうとしますと

頭の中でカラーで再生されてまいります。

あれ?

それくらい、絢爛豪華なお話です。

フルカラーで観てみたくなりました。

なんとなく

インドの映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』に似たイメージがあります。

以上、

邦キチな映子さんにプレゼンされて

まんまと観てみたくなってしまった映画3点でした。

こうやって並べてみますと共通点がありますね。

楽しいストーリーとノリのいい音楽の絶妙なコラボレーション!

特に今はそういう気持ちが明るくなるものを観たいようです。

このマンガ『邦画プレゼン女子高生 邦キチ!映子さん』は絵柄が少し古いので読むのにちゅうちょするかもしれません。

けれども、映子さんの邦画の趣味が少々・・・かなり微妙(部長によると)らしいので

思わぬ映画との出会いを楽しめますよ!

続刊が楽しみです。

ではでは。

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