上野公園、東京国立博物館『東寺―空海と仏像曼荼羅―』展に行きました。
2019年5月24日(金)
こちら国宝の「帝釈天騎象像」です。面長ハンサム。
仏像曼荼羅の「増長天」の後ろから見た背中のラインが優美でした。
こういう展示会の時ですと、心置きなく後ろからのお姿もじっくり観ることができます。
多くのお寺では前からのお姿しか拝見できないということもありますが、
それよりも実際のお寺で見る時は『参拝』する意識が強いので、じっと見るのなンて、なんだか畏れ多くてとてもできません。
仏像曼荼羅の「持国天」に踏まれている「邪鬼」がなんだか可愛らしいなぁ、と思っていましたら、
グッズ(ポーチ)になっていたので驚きました。
東寺の観智院の本尊「五大虚空菩薩坐像」
馬・迦楼羅・九雀・象・獅子といった5種類の動物に乗った菩薩様の像です。観智院では一列に配置されていらしゃるそうなのですが、わざわざ特別に ”曼荼羅に描かれている様に” 5つの方向に並べて展示されていました。四方に向けて円形に配置すると不思議な力が出てくる様に感じます。
こちら『東寺―空海と仏像曼荼羅―』展、まるで曼荼羅の中に自分が入り込んでいく様な、めずらしくありがたい体験でした。
博物館の外、3時過ぎには行列が三分の一ほどになっておりました。
混雑しそうな展示の時は、暑い中並んで待つことを合わせて考えますと、夕方観るつもりで遅めに来てもいいのかなと思いました。日が陰ってくれば涼しくなるでしょうし。