『モリソン書庫』にウットリいたしました。
2019年7月10日(水)
東洋文庫ミュージアム『漢字展ー4000年の旅』を見にまいりました。
東洋文庫ミュージアム
『漢字展』を見に行ったのですが、そのコーナーに行くより前にあれもこれもと
もう足が止まり目が引き寄せられる、本好きにはたまらない空間です。
一階展示
翻訳本が並んでおります。
こちらは『徒然草』の英訳本です(1914年)。
冒頭の部分ですね!英語ですとまた違った趣きになります。
二階展示
『モリソン書庫』
オーストラリア人ジャーナリスト、G.E.モリソン(1862-1920年)の収集されたおおよそ二万四千冊の書籍、それを保管している書庫です。
書庫の前方中央に、ソファーが置いてあります。
そのソファーに腰を下ろし目の前の本たちを見上げておりますと、
本来は目に見えるものではない ”知識” が、確かな存在感を持ってこちらに迫ってくる感覚に圧倒されます。
同時に、書物という形あるものとしてこのように残っている、そして残り続けていくことに安心感も覚え満たされます。
ゆったりとした時間の流れを楽しめる豊かなひと時でした。
もうこれだけ見られれば充分だなあと、うっかり帰りそうになりました。
『漢字展』は二階、この奥の展示室になります。