オ・ト・ナ・の断捨離手帖。
女は美しくなるために。
男は際立つために。
レッツ断捨離。
半世紀近く生きておりますと
ワクワク・ドキドキ・キラッ
と、心踊るいわゆる「トキメキ」と言われる情動を
感じにくくなってまいります。
ましてや更年期に入ろうものならば、
情緒は下降方向へ不安定になり
箸が転がってもムカつくお年頃です。
そのような状態ですので
トキメキを指標に「取っておくもの」を選ぶのが
とても難しくなってまいりました。
トキメキにくい大人のために
「取っておくもの」を選ぶのに
トキメキは素晴らしく分かり易いシグナルです。
「ときめく」という感情と「取っておく」という行動が
直接つながっています。
ただ
「捨てる」という行動には直接つながっていないので
「捨てる」には、もうひと押し欲しいなと感じておりました。
ときめく物は取っておき、
それ”以外”は「捨てる」というルールのとき、
取っておく方は感情の後押しがあるのですが
捨てる方は感情の後押しがないですよね。
「ときめかなかったから捨てるというルールだったなぁ」と頭で判断して
それから捨てることになりますので
そこで
「もったいないから」とか「使ってるから」とか「高いから」とか
余計なことが割り込んできて
結果、行動しない
つまり捨てないで取っておいてしまうのです。
「捨てたくない」という力は「所有欲」と「怠け心(行動したくない)」のタッグ、とても強いです。
わずかでも余地がありますと、思考はなんとかして理由をこねくり出してきます。
そんな余地を与えないような
直接
「こんなもの!もう捨てる!!」
という感情を起こさせる指標は何かないのかな?
と、思っておりました。
つまり
「手にとってみてときめきますか?」と問えば
取っておきたいものであるか否かがすぐ判別可能な様に
この質問を投げかければ
いっぺんで捨てるべきものか否かが判別可能になる
そして「捨てる」という行動まで、
一直線につながった感情を喚起させる
そんな言葉は何かないかと探しておりました。
捨てるための「キラーワーズ」
この本『大人の断捨離手帖』で見つけました
捨てるための「キラーワーズ」(必殺の質問)です。
このような感じで自問自答いたします。↓
1・・・
身の回りの物を1つずつ手にとります。
2・・・
以下の質問を自分にしてみてください。
もしも、人から
「これ、あなたにピッタリだと思うから、あげる」
と言われてプレゼントされたら
どんな気分になりますか?
3・・・
2を想像して、
負の感情が湧き上がったら、それは捨てましょう。
本の中で次のように紹介されております。
今現在、あなたは、粗品としてもらったメーカーのロゴ入りのガラスコップを使っています。もしも、人から、「君にピッタリだからやるよ」と言われたら、どんな気分になるでしょう?それは納得いく品でしょうか。それとも、冗談じゃないと腹が立ったりはしませんか。
大人の断捨離手帖 p118より
ときめきは感じにくくなっても
怒りは感じにくくなってないかもしれません。
一般的にポジティブな感情よりネガティブな感情の方が
強く感じられるらしいので
判断するのに分かり易いと思います。
そして
この怒り(?)は「捨てる」に直結しますから、
行動に移しやすいンです。
本の具体例のその後の経過を
想像してみますと、
「冗談じゃない!」
と、カッとなって
そのままゴミ箱にポーイ、
人によっては叩き割ったりしてしまったり。
思考を経由しないので、
「でも使えるしー」など邪魔されず
感情に後押しされて一直線に行動です。
ガッチャーン!
・・・
なかなか捨てることができない
と、悩んでいる方にオススメいたします。
コレでけっこう捨てることができております。
捨てたいのに捨てられない人間(=私)への
「必殺の質問」でした。
”美しくなる”はまだまだですけどね・・・
「大人の断捨離」奥が深い本です。