宇作美日奈子 
上野公園、東京国立博物館『東寺―空海と仏像曼荼羅―』展に行き、音声ガイドを借りました。
2019年5月24日（金）
どこもかしこも混んでおります。音声ガイドを借りるコーナーも列ができておりました。
俳優の佐々木蔵之介さんによるガイドで、仏像や曼荼羅の説明をしてくれます。
こんな風に混んでいる時は、音声ガイドがあるととても助かります。
会場内が混んでいるときは、展示物の横にある説明文を読むために押し合いへし合いになりがちですよね。順番待ってるのになかなか前の人が進まないって、気持ちが荒れてきてしまいます。
音声ガイドがありますと、解説は耳から入ってきてくれますので、ゆっくりと落ち着いて鑑賞できるンです。快適です。
今回の音声ガイドで最高に良かったのは、
ガイドのBGMが『声明（しょうみょう）』だったところです！
『声明』は簡単に言いますと、旋律のついたお経です。
『後七日御修法（ごしちにちみしほ）』お正月に国の平安と五穀豊穣を祈る儀式、の様子を再現している展示場があります。儀式の説明と共におごそかな声明が響いてまいります。
雰囲気いや増します！
以前、高幡不動尊金剛寺で見た護摩修行が思い出され、祭壇の前に立ちました時思わず手を合わせておりました。
繰り返し繰り返し5回も聴いていました。
ボーナストラックとして、解説なしで声明だけが流れるチャンネルも入っております。
声明を聴きながら仏像曼荼羅の中を歩いていると、時の流れから隔絶された心地が致します。
気がついたら2時間たっておりました。
音声ガイドの初めに、東寺長者さまのごあいさつが入っております。
「ありがとうございます。どうぞよろしくお願い致します。」やさしいお声です。
こちらこそありがとうございます。仏像をこんなお側で拝見できますなんて。
