宇作美日奈子 
フレドリック・ヘレーン、テオ・ヘレーン著
どなたにも贈ることができる、プレゼントにぴったりな本です。
実は、
「本をプレゼントにする」
のは難しいのです。
逆の立場、プレゼントをされる側になって考えてみてください。
例えば、
『これで誰でも３段腹スッキリ解消（仮）』や
『あなたもリッチリッチなお金持ちに（仮）』という本を
プレゼントされましたら、どう感じますか。
その本が本当に必要な状態であったとしても、
素直に嬉しいと思えますか？
そんな風に他人から見られていたのかと、
がく然としませんか？
余計なお世話と、
怒りが湧いてはきませんか？
本には著者の思考が練りこまれております。
プレゼントの時は、贈る人の思考も上乗せされます。
「思考の押し付け」
これが相手を不快にさせてしまうのです。
では、どの様な本をプレゼントにすれば喜んでもらえるのか、
少なくとも、不快にさせないのでしょうか。
そもそも「本」は、何かを伝える（悪く言いますと、押し付ける）ための物なのですから、
「押し付ける感じ」を低減するには、
「”本であること”を感じさせない本」であることが必要です。
この本『スウェーデン式アイデア・ブック２』は
プレゼントに安心の優しさをもっております。
①圧迫感のないサイズ
この本のサイズは、
多くの人が小さい頃に手にしたであろう、あの絵本とほとんど同じです。
みんな大好きうさこちゃん！うさこちゃん！
②手触り
表紙に触れるとサラサラとした感触がいたします。
砂をなでている様な温かみがあります。
③北欧風デザイン
白地に明るい色彩。スッキリとまとめられた線と色。
本の中身も、イラストと文字が適度な空間を維持しながら置かれ、
1ページごとが一つのデザインの様です。
北欧のファブリックと同じ、
シンプルな美しさをもっております。
北欧雑貨の様に、純粋に色やデザインを楽しめることでしょう。
さらに、
この本『スウェーデン式アイデア・ブック２』は
読み込んで参りますと
実際の内容は、深い、
ということに気づかれるでしょう。
スウェーデンの教育をベースとして書かれておりますので、
ただ綺麗であるだけの物であるはずがありません。
人に贈るにふさわしい内容（価値）もきちんと持っている、
本を熟読するPower Readerの人にも喜んでいただけるでしょう。
そして、最後に
これが一番大切なことなのですが。
この本『スウェーデン式アイデア・ブック２』は、
軽い。
あなたがプレゼントに持って行かれる時に、
軽い。
相手がプレゼントを持って帰られる時に、
軽い。
負担をかけない、
これもプレゼントには大切な心遣いではないでしょうか。
小さい葛籠（ツヅラ）が、良い葛籠（ツヅラ）です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こちらの本は、
2019年3月15日（金）
「立花Be・ブログブランディング塾（立花B塾）」
「WordPressブログスタートアップ講座」
の最後にいただいた本です。
素敵な本との出会いをありがとうございました。
