崩さないように食べたい、ミルフィーユの美(味)しい食べ方。こんな感じでどうでしょう。
吉祥寺『カフェ・ラ・ミル』
アンティークな店内に上品な器、ミルフィーユも上品に食べたいところです。
ミルフィーユは、
サクサクッなパイ生地とふわふわ甘いクリーム&さわやかな酸味のイチゴ、と三味一体そろった素晴らしいケーキです。
ただし、崩さないように食べるのが難しい代物でもあります。
ナイフで上から切ろうとしますと、間のクリームを押しつぶしてはみ出させ、パイ生地はずれてガタガタに形が崩れ、粉が飛び散り、おおよそ”お上品”とは言えないありさまになります。
だからと言って、食べないでいるにはあまりにもあまりにも勿体ない。
お店の場所は
吉祥寺のダイヤ街です。
ダイヤ街は、丸いメンチカツで行列ができる『吉祥寺さとう』や、開店前から自前のイスを持って人が待っている『羊羹の小ざさ』などの有名店がある通りです。
駅北口から正面のサンロードに入ってすぐに左折した通りがダイヤ街です。
その通りをまっすぐ行った右手に『カフェ・ラ・ミル』はあります。
入り口は小さいですが、中に入りますと奥が深くなっております。外の通りの音が全く聞こえず、落ち着いてコーヒーが楽しめます。
- まず、ケーキを横に倒します。あらかじめ倒してある場合もあります。カフェ・ラ・ミルではあらかじめ横になってます。
- ケーキを倒すと、パイ生地は立ちます。パイ生地を立てたまま、一段ずつ切っていきます。
- 切る時は、ナイフをゆっくりと動かします。日本刀のようにスパッと切れる切れ味ではないので。ノコギリのように前後に動かしますとパイが倒れてしまうため、ナイフの歯を小ギザミに左右に傾けて押し開いていく感じで切っていきます。
- パイが小さく切れましたら、クリームをのせて(切っている間に自然にクリームも切れています)いただきます。
結構手間かかりますね。
手間がかかる分、ゆっくりとお茶の時間が楽しめます。